6月29日「茅の輪」のお話
明日は夏越の大祓いです。「茅の輪」とは神社の境内や参道、鳥居などに設置される、茅(ちがや)を束ねて作った大きな輪のことです。
この輪をくぐることで身の穢れが払われると言われます。 昔、武塔の神(厄神)を手厚くもてなした蘇民将来の話は以前に書きましたが、作法は、左から八の字を描くように右左とくぐってから正面に進んでお参りすると良いと言われます。
疫病の流行の際に、茅で作った輪を腰にブル下げて災難から身を守った・・・と言う神話が由来。日本各地に鎮座する神社の多くでは「夏越の祓い」として、執り行われますが、その前後や年末にも行われる神社もあります。
もし、近くの神社の鳥居にこの茅の輪が掲げてありましらた、ぜひ輪をくぐって、疫病や災厄から逃れる、夏の神事を実行しましょう。